お尻の黒ずみの原因であるニキビ跡を解消する方法をご紹介いたします。
お尻の黒ずみの原因はいろいろあります。「お尻の黒ずみの原因とは?」でも5つの原因を紹介しました。その中に「お尻はニキビができやすい!ニキビ跡が黒ずむ」がありましたよね。でも実はお尻に黒ずみができる原因というのはそれぞれ異なっているようでいて、放っておくと別の原因を引き起こすことにもなるんです。
お尻ニキビは特に治ってからも跡が残ることが厄介。ニキビ跡には炎症タイプ、色素沈着タイプ、クレータータイプ、しこりタイプの4つがあり、どれも困りものですが、このうち色素沈着タイプは黒ずみになってしまいます。
ニキビ跡が黒ずみになるのはシミができる仕組みと似ています。というのも、シミは排泄されなかったメラニン色素が沈着することによってできるもの。ニキビ跡による黒ずみも同様の沈着が原因なので、メラニン色素がうまく排出されるようになれば防ぐ、あるいは治すことができるんです。また、ニキビによって起こった炎症が色素沈着を起こし黒ずみとなることもあります。
でも、メラニン色素を排出するなんてどうしたらいいの?って思ってしまいますよね。一度沈着したらもう取れないようにも感じます。しかし、たとえ色素沈着が起こっても、ターンオーバーが正常に行われるよう気をつければ肌は少しずつ生まれ変わっていきます。ターンオーバーを正常に維持しておくには新陳代謝を促し、肌環境を整える必要があります。まずは規則的な生活習慣を心がけ、質の良い睡眠を取るように工夫しましょう。
ターンオーバーが正常に行われても、日常生活で肌への刺激が強かったり、ダメージが溜まっていると思うように黒ずみが治っていきません。最初は十分な保湿を行うところから始めてみましょう。そして下着の締め付けが強すぎたりかゆくなる生地だったりしたら、なるべくお尻に優しいものを選ぶことがポイントです。お風呂でお尻を洗う際も、力を入れてゴシゴシ洗うのは避けるようにしてください。
こうした部分の見直しをしつつ、ニキビ跡による黒ずみを消していくには美白効果のあるケアアイテムを使用することがおすすめです。上でも述べたようにニキビ跡による黒ずみのメカニズムはシミとよく似ています。そのため、シミにも効く美白効果があるアイテムが有効なんですね。
ただしひとつ覚えておきたいのは、これらの対策を実践しても1日や2日ですぐに改善するものではないということです。肌のターンオーバーは通常28日ほどかかります。少しでも早く治したいと思う気持ちはよくわかりますが、生活習慣を変えて毎日の肌ケアも欠かさず行い、焦らずじっくり向き合っていくことが大切ですよ。